中野区議会議長殿
主旨 令和2年12月20日付なかの区報 No.2058 の8頁に記載のなかの生涯学習大学(以下“生大”という)に関する「新入生募集を今年度(令和2年度)で終了し、 令和5年度にシニア対象の生涯学習事業 と地域での活躍応援事業に再編する検討を進め ます」について
理由
1. 回答者数(回答率)
平成29年 | 平成30年 | 令和元年度 交流会は未実施 | |||||||
50代 | 1 | 50代 | 0 | 50代 | 2 | ||||
60代 | 44 | 128 | 60代 | 39 | 148 | 60代 | 26 | 77 | |
人数 | 70代 | 67 | 70代 | 89 | 70代 | 45 | |||
80代 | 15 | (76.6%) | 80代 | 16 | (79.1%) | 80代 | 4 | (78.6%) | |
不明 | 1 | 不明 | 4 | 不明 | 0 |
2.受講成果…入学後に「変わった」と感じたトップ5 ※重複回答あり
平成29年 | 平成30年 | 令和元年度 | ||||
1.地域の友人や知人が増えた | 97 | (76%) | 122 | (82%) | 66 | (86%) |
2.区や地域に関心をもつようになった | 74 | (58%) | 83 | (56%) | 53 | (69%) |
3.地域活動 に参加するようになった | 51 | (40%) | 74 | (50%) | 43 | (56%) |
4.外出の機会が増えた | 46 | (36%) | 44 | (30%) | 40 | (52%) |
5.健康への意識・関心が高まった | 27 | (21%) | 36 | (24%) | 37 | (48%) |
3.地域活動への関心、参加意欲
平成29年 | 平成30年 | 令和元年度 | ||||
高まった | 111 | (87%) | 126 | (85%) | 67 | (87%) |
変わらない | 17 | (13%) | 14 | (10%) | 9 | (12%) |
未回答 | 0 | (0%) | 8 | (5%) | 1 | (1%) |
4.卒業後の地域活動 ※重複回答あり
平成29年 | 平成30年 | 令和元年度 | ||||
1. 地域ことぷき会 | 57 | (45%) | 71 | (48%) | 44 | (57%) |
2. 地域で行う趣味の活動 | 47 | (37%) | 59 | (40%) | 36 | (47%) |
3. 地域まつりやバザー | 34 | (27%) | 44 | (30%) | 29 | (38%) |
4. 地域の町会・自治会等 | 19 | (15%) | 40 | (27%) | 25 | (33%) |
5. 福祉・教育・環境 | 13 | (10%) | 43 | (29%) | 25 | (33%) |
6. まちなかサロン等の居場所づくり | 22 | (17%) | 49 | (33%) | 21 | (27%) |
7. 避難訓練などの地域防災 | 9 | (7%) | 28 | (19%) | 16 | (21%) |
8. 健康づくり・介護予防 | 18 | (14%) | 32 | (22%) | 16 | (21%) |
9. 世代間交流・学校支援 | 20 | (16%) | 19 | (13%) | 15 | (20%) |
10. 清掃活動などの地域美化 | 16 | (13%) | 21 | (14%) | 14 | (18%) |
11. 地域の歴史 | 18 | (14%) | 26 | (18%) | 12 | (16%) |
12. 防犯啓発などの地域治安 | 6 | (5%) | 20 | (14%) | 11 | (14%) |
13. 多文化共生・国際交流 | 5 | (4%) | 11 | (7%) | 5 | (7%) |
14. その他 | 6 | (5%) | 9 | (6%) | 4 | (5%) |
15. 特に活動していない | 8 | (6%) | 1 | (1%) | 11 | (14%) |
16. 未記入 | 28 | (22%) | 17 | (12%) | 12 | (16%) |
5.活動していない理由 健康上の理由、仕事・家庭上の理由(介護、孫の世話など)
6.具体的な活動例
まちづくり計画、平和の森公園の整備計画に参加 |
民生委員、民生児童委員に就任 |
統計調査員に就任 |
地域活動担い手養成講座受講 |
大和区民活動センター発行の「みんなの大和ニュース」編集 |
町会、自治会、消防団に参加 |
友愛クラブ、「夢ひろば」サロンに参加 |
中野検定受験 |
地域のことぷき会で「野外見学会」幹事 |
近隣の公園、公共の場の花壇等の掃除、植物育成、花の手入れ |
桃園緑道の整備、清掃の手伝い |
中野防災リーダー養成講座受講、防災士資格取得 |
図書館ボランティア |
ボランティア活動(社会貢献、農業関係、介護予防支援) |
ほほえみサービス登録 |
傾聴資格取得 |
手芸(編物、キルト、ビーズ等)で作品を作り、バザーを開き、売上金を寄付 |
水辺ラインのガイドボランティア |
特別養護老人ホームの洗濯物整理 |
独居老人支援 |
認知症サポートメイト |
シルバー人材センタ(週に数回労働。まだ仕事ができると知り、働く喜びを感じている) |
東京商工会中野支部事務局長を紹介してもらい、地元の企業内研修企画 |
常勤で働き始めた |
サロンを立ち上げた |
手話講習受講 |
10代・20代で心の病を持っている人との関わり |
地域で子育て中のお母さん達の支援 |
子ども食堂 |
小学生のための学習補助、読み聞かせ、昔遊び |
外国人に部屋を賃貸。外国人の移入状況や今後について学ぶ |
ダイバーシティ |
外国人への日本語指導 |
オリンピック語学ボランティア |
大学の公開講座受講 |
なかの生涯学習大学は、3年間の進級制の講座であり、受講生である区民 が自身の豊かな経験を活かして、仲間づくりや地域・社会活動をスタートでき るよう、現代社会の課題や地域の現状などを学習する事業である。
また、円滑に地域で活動を行っていくために、講義の他、区関係機関や大学 等と連携を図るとともに、地域活動に関連した情報を積極的に提供している。
受講生は、居住の地域ごとで構成された「班」(区民活動センターエリア基 準)を単位として、各カリキュラムへ参加するとともに講座の運営面にも参画す る。
対象 | 入学時、満55歳以上83歳未満 。区内在住者。 |
定員 | 200名(1学年) |
会場 | 主になかのZERO西館 |
学習期間 | 5月から12月まで(年22回) |
• 自己啓発をとおして、生きがいをもち、地域の中で新しいライフスタイルを創造する。 |
• 自らの豊かな経験を活かして、ともに学び合いながら、地域のために活動する意欲を培う。 |
• 地域で活躍できるよう、必要な知識・技術を高め、地域社会への主体的参加の促 進を図る。 |
• | 高齢者を取り巻く課題をテーマとした講義(福祉、健康、環境、社会参加) |
• | 中野区への理解を深める講義(文化、歴史、まちづくり) |
• | 仲間づくりのきっかけとなる講座(オリエンテーション、青空教室 など) |
• | 第1学年から引き続きテーマによる講義(福祉、健康、社会参加、等) |
• | 地域の実践活動につながるテーマ別ゼミ学習 (平成31年度:介護予防実践ゼミ、歴史・文化ゼミ、 多文化共生ゼミ、世代間交流ゼミ) |
• | 区内及び近隣大学との連携を含めたテーマ別のゼミ学習 |
• | 地域の課題調査し、解決するまでを行動計画にまとめ発表する連続講座 (学んだ成果を 地域に活かそう) |
ことぶき大学・大学院 卒業生数 | 7,134名 |
なかの生涯学習大学 卒業生数(平成31年度) | 1,107名 |
事業全体 卒業生数 | 8,241名 |
昭和48年 | ことぶき大学始まる。 (対象) 入学時、満60歳以上80歳未満。区内在住者。 (定員)150名。(会場) 中野文化センター(現なかのZERO)。 (学習期間) 5月から12月、年間12回。 |
昭和56年 | ことぶき大学院(対象:ことぶき大学卒業生)始まる。年間18回。 |
昭和49年 | A、Bコースの2年制に。 運営委員会を発足。 クラブ活動開始。 |
昭和50年 | A、B、Cコースの3年制に。 年間14回に増加。 |
平成4年 | 地域ことぶき会が、各地域センターの地域活動推進員の支援で全地域 に発足(平成4年から9年)。 |
平成20年 | 団塊の世代が地域に戻ることを機に、 在校生にアンケートや説明会を行い、ことぶき大学大学院の事業を受講生と共に検討。 |
平成21年 | カリキュラムを再構築し、なかの生涯学習大学に名称を変更。 |
平成22年 | ことぶき大学院終了。 |
平成24年 | 文部科学省「超高齢社会における生涯学習の在り方に関す る検討会」の報告書において、学習成果を地域の活性化につなげている事例の一つと された。 |
平成29年 | 招聘事業紹介(東京大学・文部科学省委託事業「長寿社会における生涯 学習政策フォーラム2017」、東京学芸大学)。 |
平成30年 | 招聘事業紹介(東京学芸大学)。事業視察(町田市生涯学習センター、広島県三原市、台 湾・高雄医科大学)。卒論取材(津田塾大学)。 |
平成31年 | 招聘事業紹介(東京学芸大学)。事業視察(台湾・高雄医科大学)。 |
令和元年 | 全国市民大学連合会により優良市民大学第1期25団体の一つとして選 定された。招聘事業紹介(東京学芸大学)。 事業視察(長野県上田市教育委員会、杉並区教育委員会・すぎなみ協働 プラザ、月刊「社会教育」編集長、荒川区役所地域文化スポーツ部生涯学習課)。 卒論取材(早稲田大学)。 |
令和2年 | 新型コロナウイルス感染拡大防止の為に休学。3学年共同の 臨時企画プログラム「新たな“距離”と守るべき“つながり”」を開催。 「 つなげるサポーター・ チームICT」発足。 「初心者のための相談会」10回開催。 招聘事業紹介(東京都福祉保健局高齢社会対策部在宅支援課)。 事業紹介(日本サルコペニア・フレイル学会・公開講座、横浜市健康福祉局高齢健康福祉部)。 事業視察(長崎県対馬市)。取材(NHK・「シニア世代のICT」を取り上げた特別番組、 宝塚市・大阪ガス(株)エネルギー・文化研究所、 港区・チャレンジコミュニティ・クラブ)。卒論取材(東京学芸大学)。 |
令和3年 | 事業紹介(内閣府主催・文部科学省・厚生労働省後援「高齢社会フォー ラム in 東京」、江戸川区議会)。招聘事業紹介(シニア社会学会・6月予定)。 |
1例年3月に実施 する[情報交換会]
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