令和3年03月03日中野区議会予算特別委員会厚生分科会の会議録

 https://kugikai-nakano.jp/view.html?gijiroku_id=3967&s=&#S1から「陳情書(件名 なかの生涯学習大学の再編について)に関わる部分のみ抜粋し、それ以外の部分は削除の上、<中略>と表記しました。

 

 厚生分科会会議記録

 ○開会日 令和3年3月3日

○場所  中野区議会第2委員会室

○開会  午後1時30分

○閉会  午後6時03分

○出席委員(8名)

    ひやま 隆主査

   甲田 ゆり子副主査

   渡辺 たけし委員

  間 ひとみ委員

  若林 しげお委員

  いながき じゅん子委員

  南 かつひこ委員

  長沢 和彦委員

○欠席委員(0名)

 ○出席説明員

 

   地域支えあい推進部長 鳥井 文哉

  地域包括ケア推進担当部長 藤井 多希子

     地域活動推進課長 小山 真実

  トータルケア調整担当課長、北部すこやか福祉センター所長、

     北部すこやか福祉センターアウトリーチ推進担当課長 杉本 兼太郎

  アウトリーチ調整担当課長、南部すこやか福祉センター所長 濵口 求

  地域保健福祉調整担当課長、中部すこやか福祉センター所長、

  中部すこやか福祉センターアウトリーチ推進担当課長 高橋 均

  区民活動推進担当課長 宇田川 直子

  地域包括ケア推進課長 高橋 英昭

  介護・高齢者支援課長、高齢者支援担当課長 葉山 義彦

  南部すこやか福祉センターアウトリーチ推進担当課長 村田 佳生

 鷺宮すこやか福祉センターアウトリーチ推進担当課長 大場 大輔

  健康福祉部長 岩浅 英樹

  福祉推進課長 石崎 公一

 

 <中略> 

 

 審査日程

 

 ○議案

  第6号議案 令和3年度中野区一般会計予算(分担分)

 第8号議案 令和3年度中野区国民健康保険事業特別会計予算(分担分)

  第10号議案 令和3年度中野区介護保険特別会計予算(分担分)

 

主査

 定足数に達しましたので、本日の厚生分科会を開会します。

 (午後1時30分)

 

  第6号議案、令和3年度中野区一般会計予算(分担分)、第8号議案、令和3年度中野区国民健康保険事業特別会計予算(分担分)、第10号議案、令和3年度中野区介護保険特別会計予算(分担分)を一括して議題に供します。

  初めに、分科会における審査の進め方と審査方法について協議したいので、分科会を暫時休憩いたします。

 (午後1時31分)

  

主査

  分科会を再開いたします。

 (午後1時32分)

 

 休憩中に御協議いただきましたとおり、審査の進め方はお手元に配付の審査日程(案)(資料1)に沿って進め、補足説明については全体会において総括説明を受けているため、これを省略することとしてよろしいでしょうか。

 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 

 次に、審査の順については、一般会計の歳出、歳入の順に行い、その後、国民健康保険事業特別会計、介護保険特別会計の審査を行いたいと思いますが、よろしいでしょうか。

 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

  また、一般会計の歳出は、予算説明書補助資料に従い目ごとに、歳入については歳入予算説明書補助資料により一括して審査を行い、特別会計は予算説明書補助資料に従い、それぞれ一括して審査を行うということでよろしいでしょうか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 

 では、そのように進めます。

 

 また、3日間の割り振りですが、1日目は一般会計歳出のうち7款健康福祉費、3項障害福祉費までを目途に審査を行い、2日目は一般会計歳出の4項生活援護費から残りの審査を行った後、一般会計歳入、国民健康保険事業特別会計、介護保険特別会計の順に審査を行い、3日目は意見の取りまとめを行いたいと思いますが、よろしいでしょうか。

 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

  御異議ありませんので、そのように進めます。

 

<中略>

  

若林委員

  

<中略>

  あと、ごめんなさい、ちょっと飛ばしちゃった。なかの生涯学習大学の見直し、これ、当初不安に思っていたことが、1年間活動があまりうまく進まなかったと、コロナの影響でね。来年度は新1年生の募集はしないなんていう話もちょっと聞いたんだけど、これは、するという方向でよろしいんですか。

  

宇田川区民活動推進担当課長

   こちらにつきましては、今年度は臨時企画ということで、オンラインと、それから直接会場に来ていただくということで、なかのZEROの小ホールを使って実施をいたしました。

 それで来年度、令和3年度につきましては、現在1年生に若干余裕がある状況でもございますし、あと、オンラインとそれから直接来ていただくことの併用で3密を避けて実施するというめども立ちましたので、追加の募集を間もなくさせていただく予定でございます。

   

若林委員

  これは本当に心配だったんですよ。新1年生を迎えられない。結局、毎年毎年受けたい方って、仕事を引退されて出てくる、その機会を奪ってはいけないんじゃないのかという話をさせていただいて、我々のほうからちょっと心配ということで問い合わせをしていたことなので、これは引き続き1年生、募集をかけていただいて、これはこれで続けていただければなと思いますのでよろしくお願いします。

 

間委員

  <中略> 

  続きまして、(2)の地域の担い手育成事業推進のなかの生涯学習大学(見直し等)のところについて伺います。こちらのほう予算が少し減額になっているんですけれども、その内容を教えてください。

 

宇田川区民活動推進担当課長

  こちらの減額の主なものとしましては、今年度、区民部から地域支えあい推進部のほうに移管をしてくるに当たって、なかのZEROの指定管理者のほうに業務を委託しているということで経費を計上しておりました。ですが、令和3年度につきましては、そういった委託という形ではなくて、生涯学習大学のOBの方ですとか、そういった方たちにスタッフとして御協力いただくというような形を取って行っていくということで、488万6,000円を皆減という形で減額をしているところです。主な減の要素はそのようなところだと思います。

 

 間委員

 ありがとうございます。

   確認なんですけれども、令和5年度から再編ということですが、現在の1年生から3年生というのは、令和3年度から卒業まで今と変わらないカリキュラムで進むということでよろしいでしょうか。あと、再編後の事業というところで、きちんと接続するようにということを考えていただきたいんですけれどもいかがでしょうか。

 

宇田川区民活動推進担当課長

   現在、令和2年度に受講いただく予定であった1年生から3年生の方たちは、何と表現していいか分からないんですけど、休校となったことで留年のような状況になっています。なので、令和3年につきましては、令和2年度に学んでいただく予定であった1年生から3年生の方に、従来の生涯学習大学とほぼ同じカリキュラムで学んでいただくということで今準備を進めているところです。

  ただ、新型コロナウイルスの感染ということがございますので、今年度、臨時企画でオンラインを導入しましたので、令和3年度につきましても、講師の方ですとか受講者の方の御意向を聞きながら、オンラインを導入しながら感染対策を取って実施していくということで考えているところです。

  新しい事業との接続につきましては、今後丁寧に検討はしていきたいというふうに考えています。

 

間委員

  再編というところで、区のお考えである課題としては、卒業生の方が地域の活動にもっともっとつながっていただきたいという思いがあって――課題というか、その辺のところを解消していくために再編というのをお考えになったということで合っていますか。

 

宇田川区民活動推進担当課長

  委員おっしゃるように、現在、地域包括ケアシステム推進プランも進めております。その中に生涯学習大学も位置付けがございます。それから、基本構想に基づく基本計画の検討も進めておりますけれども、その中で、地域の中にどうつながっていくかというのが課題というふうなことになっておりますので、この生涯学習大学につきましても、地域とつながっていくという形で充実が図れるようにということで検討を進めているところでございます。

  

間委員

  ありがとうございます。なかの生涯学習大学は、1973年に開校したことぶき大学が前身で、これまで8,000人以上の卒業生の方がいる歴史のある事業です。中野の歴史・文化にも触れる質が高い学び、そしてシニアの皆さんの仲間づくりの実現、そして卒業生が地域活動につながっていくというこの3点が一緒になっていて、すごく内外でも評価が高いんですよね。優良市民大学というところでも紹介されていたりですとか、事例として紹介されるケースもあったりして、中野の誇れるものの一つであると考えています。

 

 先ほど課題として、もっと地域の活動につながっていってほしいというところでしたが、今、生涯学習大学のカリキュラムを通して、方向性としては地域で活動していただくというところにあると思うんですね。既にそこのカリキュラムとしての構築はしっかりとできていると思うんですけれども、とすると、必要なのって、区のほうがしっかりと地域の活動に結びつけていく、活動がしっかりとできていくというところ、そこがまさに、その中間支援のようなものが必要なのではないかというふうに思うんですね。そういったことをしていくと、これまでのカリキュラムと合わせて、イメージで言うと、今あるものと合わせて別で支援していくというところが重なっていくということ、考え方の違いなのかもしれないんですけれども、そうすることによって、これまでと同じように、なかの生涯学習大学に通われて、卒業して地域で活動されてきた方もいらっしゃいますし、活動できなかった方も地域につながっていく、その流れというのは変えることなくやっていけるのではないのかなというふうに考えるんですけれども、いかがでしょうか。

  

宇田川区民活動推進担当課長

  現在の生涯学習大学につきましては、委員おっしゃるとおり、目的のところでは、地域で活躍していくということにかなり重きを置いて目標を立てております。ですけれども、実際には、純粋に学びたいということで入学されていらっしゃる方もいらして、ゼミですとか、学びを生かすということで地域に出ていくというようなプログラムもございますけれども、そこのプログラムまでが必要なのかというか、地域に出ていくということについて、参加している方の御意向とかについても差がすごくあるというふうな認識はしています。

  今回の再編につきましては、委員おっしゃるように、地域につなげるという部分を強化していくということで、地域支えあい推進部のほうでの地域での活躍を応援するという事業のほうは構築をしていくことを考えているところです。個別の対応ですとかそういったことを重視しながら、マスで、100人で学ぶというよさもございますけれども、やはりお一人お一人の状況に応じて地域につながっていける支援をしていくということを想定して検討を進めているところでございます。

  

間委員

  すごく地域に行って活動していただくということも大切ですし、仲間づくりだったりですとか、質の高い学びというところもやっぱり等しく大切にすべきだと思います。いろんな御意見があると思うんですけれども、学んでいく中で、最初は地域に興味がなくて、何でこんなことを学ばなきゃいけないんだって思われる方もいらっしゃるかもしれないですが、その100人の皆さんで、特にお家も近い地域の方々と一緒にその授業を受けて、実践して、学んでという中で、気持ちも変わったりですとかということもあると聞いています。ですのでこれは、そうですね、伺うんですけれども、区はもちろん皆さんの御意見を聞いていくという姿勢はおありだと思うんですけれども、区と在校生の皆さんと、これから入るであろう方々を対象に、本当にいろんな方を対象に、一緒に例えばワークショップなんかをしたりして、何度か協議を重ねて共につくっていくというところを実践していただくのが、一番区にとっても、これまでなかの生涯学習大学に通われたり、現在通っていたり、今後通いたいと思っている方々にとっても一番いいのではないかと思うんですけれども、いかがでしょうか。

 

 

 

宇田川区民活動推進担当課長

 

 

 

 今回の再編につきましては、そういう意味では、それぞれの機能を充実するということとともに選択肢を増やすという効果があるというふうに考えております。ただ、今回、主な取組にもたくさんの御意見をいただきましたし、区がどういうことを考えているかということについて御説明をする機会も持ちつつ、その検討に当たっては、様々な立場の区民の皆様の御意見を伺いながら構築をしていくということを予定をしているところです。

  

間委員

  ありがとうございます。非常に区民の皆さんからも関心が高いところだと思いますので、様々きちんと、区が勝手に決めたというふうにならないように、皆さんと一緒に考えていただきたいと思います。よろしくお願いします。

 

 南委員

 211ページの区民活動センター運営委員会支援のところで、運営委員会業務委託で1億3,700万円余ついておりますけれども、これは15か所ありますし、金額的には別に物申すところではないんですが、この中で特定財源が3,300万円余入っています。歳入の説明書のほうでは、しっかりと重層的支援体制整備事業への移行準備事業として国庫補助が3,300万円入るというふうになっているわけですね。今定例会でも、我が会派の木村議員と、総括質疑の中では久保議員が質疑をさせていただきましたが、令和元年度からモデル事業としてこの重層的支援体制整備事業を始められたわけですけども、今年度の予算説明書を見ますと、特定財源が1,800万円余になっているわけですね。まず、今年度については、この内容はどういったものに使われたのか、その辺教えていただいてもいいですか。

 

小山地域活動推進課長

  今年度につきましては、この運営委員会へ委託をしております地域活動支援業務というものが、そのモデル事業の中の地域づくりという要件に該当してございまして、身近な圏域の中で地域課題を解決する取組であったり、そういう環境が整備されているというような要件の中で、この区民活動センター運営委員会の地域に展開をしている地域課題を解決する事業ですとか、関係する団体との連携の促進というものがその要件に該当しているということから、そちらの内容で補助金をいただいているところでございます。

  また、区民活動センターのアウトリーチチームの人件費ということにつきましても合算をさせていただいてここに充当しているところでございます。

 

南委員

  地域づくりであるとか、いわゆるアウトリーチチームの方々が支援体制を組んで訪問されているという、そういう事業に当て込まれているということなんですが、それ自体が、ちょっと運営委員会の業務委託として予算を計上されているのはどうなのかなというふうには思うんですけども、それ以外――ということは、モデル事業で今回の重層的支援体制整備事業をしたというのは、地域づくりということが観点、それだけが観点ということで国庫補助を申請したということになるんですか。

 

小山地域活動推進課長

  今年度につきましては、その地域づくり事業が主に該当する部分ということで申請をしているところでございます。来年度につきましては、このほかにも地域づくりですとか、参加支援というような項目もありますので、そういったものが該当になるだろうというふうに理解はしているところでございます。ただし、来年は準備期間の事業というふうになりますことから、また新たに、モデル事業ではなく、新たな重層的支援事業というものがつくられていくという中で、補助金のその様々な要件というものがまだまだ詳細が明確になっていないということもございまして、令和3年度につきましては、令和2年度と同様にこちらに計上しているというところでございます。

 

南委員

 ということは今回、今年度は1,800万円余の補助金だったんですけど、それが来年度は3,300万円余、約1,600万円ぐらい増額になっているというのは、いわゆるその参加支援というところを重点に置いてということになってくるんですか。

 

小山地域活動推進課長

 参加支援のほかにアウトリーチ等の活動ということも要件に含まれてございまして、地域づくりであったり、そのアウトリーチ活動であったり、あとその参加支援だったりというところで若干増える見込み、現在の国から出されているものを見ますと、また国といろいろ問合せをしている中では、そのような形で若干歳入が増えるのではないかということで3,300万円計上させていただいているところでございます。

 

南委員

  ということは、そのアウトリーチチームのいわゆる人件費ということで今年度はされてきているということなんですけど、それは地域づくり、いわゆるアウトリーチの方々が地域を見守って、引きこもりであるとかそういった方々にアプローチをかけて、何とか社会に参加させる方向で当たっていらっしゃるということなんでしょうけど、では今度、来年度については参加支援もということは、それはどういうことなんですか。人件費につけるということなんですか。それとも何かほかに参加支援する事業というのを新たに展開するということなんですか。

 

小山地域活動推進課長

  来年度の重層的支援の移行準備事業につきましては、参加支援ですとかアウトリーチ活動、地域づくり以外にも様々、移行に向けた計画づくりですとか、あと関係機関との連携の強化ですとか、庁内の組織の連携というようなところで幾つか指定されている事業を行う予定でございまして、そういったものをやるとかやらないとかというような、そういう中で積算されたものが3,300万円ということでございます。

 

 

 

 今も、私どものほうも国のほうの担当者と、実際に中野区がやっているものに関してどういうふうな位置付け、どういう要件で補助の対象になるかとか、実際に具体的に補助の、例えば上限額が幾らであるかとかというところにつきましては、今、若干明確ではないところもございまして、やり取りをしているところでございますので、私どもがやっている事業につきましては重層的支援事業の補助の対象にはなってくるとは思いますけれども、その内訳と、それから歳入の割り振り等につきましては、今ちょっと調整をしているというふうなところでございます。

 

南委員

  重層的支援体制を構築していくというのは非常に大変なことだと思うんですね。今現在、アウトリーチチームだけのような形なんですけども、もっと、先ほど課長がおっしゃったように他の分野との連携も必要になってくる、様々なことが必要になってくるといった場合に、その人員の確保というか、新たな部署というか、そういったものをしっかりと組み立てていかないと重層的支援体制というのはつくれないんじゃないかなと思うんですけども、その辺はどのようにお考えですか。

 

小山地域活動推進課長

  まさにその辺りをこの準備期間に検討していくというのが、私たちがやるべきことかなというふうに思っているところでございます。例えば何年度にこの重層的支援事業をスタートさせるのかですとか、スタートするためにどういう組織体制でやるのかですとか、様々これまで歳入として受けている補助金をどういう形で申請をしていくのかですとかそのようなことを、割と広範囲に整理をしていかないとなかなかスタートができませんので、そういうものを準備期間中に準備事業という形で進めていく必要があるというふうに、今認識をしているところでございます。そのために、どういう形でそれをどこの組織がどのように検討していくかというのは今後明らかにしていくといいますか、決めていかなければいけない内容であるというふうに認識をしているところでございます。

 

南委員

  今回、重層的支援体制整備事業というのは、社会福祉法が改正されたことで厚生労働省のほうが打ち出してきたわけですけども、その中で、市町村については、この整備事業の計画策定をすることが努力義務ですけど、一応そのように言われているんですが、その辺の重層的支援体制整備事業の計画策定というのを考えていらっしゃるんですか。

 

小山地域活動推進課長

  その準備事業の中に、そういうものも策定をするというような要件が入ってございますので、そういうものをしっかりと立てることによって国のほうの補助が入ってくるということですので、その準備事業の期間というものについては、1年なのか2年なのか、その辺りは国のほうでもまだ明確にはしていないところですので、その辺り、いつ開始するかということにつきましては、やはり計画的なものをつくっていかないと進められないのではないかなというふうには考えているところでございます。

 

南委員

  今定例会の我が会派の木村議員の質疑の中で、この重層的支援体制整備事業の位置付けとして、来年度の8月に策定予定されている地域福祉計画に盛り込むべきではないかという質疑に対して、盛り込んでいきますというふうに答弁していただいているんですけど、ということは、今回の事業計画の策定については、それまでに、まずは第2回定例会でその案の素案というか、案というかはお示しいただけるということになるんですか。

 

 

 

高橋地域包括ケア推進課長

  重層的支援体制整備事業につきましては、今、委員おっしゃいましたように、地域福祉計画の中で一定の取組の考え方をお示しする予定です。一方で、歳入、補助金等の減につきましては、その地域福祉計画に掲げた内容だけで足りるのか、さらに別の事業計画的なものが必要かという辺りが、まだ国のほうから明確に示されておりませんので、そういう内容を踏まえまして別に計画を立てるということもあろうかと思いますし、その地域福祉計画の中で決めていけることもあるのかなというところで、ちょっと今、現状で歯切れの悪い答弁になって申し訳ないんですが、そういう状況でございます。

 

南委員

 やはり重層的支援体制整備事業というのは非常に重要になってくると思うんですね。一方、地域支えあい推進部のほうでは地域包括ケアシステムの構築をやらなければならない、実際にもう介護状態であるとか、精神的な病、認知症など、そういった方々に対して、本当に安心して今後暮らしていけるそういう体制をつくらなきゃならない。一方、重層的整備事業では、その以前になる方々で、いわゆるもう状況的にはグレーゾーン的な状況の方々を全て抱えていく、区として。だから、いわゆる久保委員も言っていましたけども、断らない相談窓口というのをしっかりつくっていかなければならないですし、先ほど、なかの生涯学習大学についても、地域との連携をしっかりしていかなきゃならないというふうにおっしゃっていましたので、そういったことも含めて本当に窓口の広い、ある意味では非常に難しいことなんですけども、しっかりとやっていかなきゃならないんですけど、もう一度、その辺り御答弁いただいていいですか。

 

高橋地域包括ケア推進課長

  重層的支援体制整備というのは、ある意味で、私ども区として進めてまいりました全区民を対象とした地域包括ケア体制とほぼ重なるものだと考えておりますので、重点プロジェクトにも指定される方向でございますので、そういった中で全庁的にそういった考え、体制づくりを進めてまいりたいと考えております。

 

主査

  分科会を暫時休憩します。

 

主査

  委員会を再開します。

 

宇田川区民活動推進担当課長

  答弁の訂正をさせていただいてよろしいでしょうか。先ほど御質問をいただきました、食事事業者見守り事業の事務費の件で御質問をいただきましたが、その際に実績ということで、11件ということでお答えしたんですが、12件ということでしたので、訂正をさせてください。申し訳ございませんでした。

 

主査

  では、質疑を続行します。

 

長沢委員

  なかの生涯学習大学の、先ほど間委員も詳しくされていましたし、また別の機会もあるかと思うんですが、ちょっと入り口のところだけで聞かせてください。来年度については1学年について追加募集を行うということですけども、そもそも定員が何人で、それで追加募集は何人されるという予定なんですか。

 

宇田川区民活動推進担当課長

  定員は各学年200名でございます。昨年度、受講を予定していた方たちの数としましては100人前後が、2学年、3学年は100人前後ですので、1学年のみ60名程度ということですので、1学年についても100名程度まで受講いただくことは可能かと考えているところです。

 

長沢委員

 もう1点、令和5年度に向けてシニアを対象とする生涯学習事業と地域での活躍応援事業を再編する方向で検討を進めるということなんですね。現在、生涯学習大学の事業の目的としては3点挙げています。この3点を、そういう意味では再編をするということになると、変えていくという方向に、検討としてはそういう方向なんですか。

 

宇田川区民活動推進担当課長

  現在掲げている生涯学習大学の目的の中にも、主に学び、生涯を通して学んで豊かに生きるというような部分を生涯学習の機能として充実をしていくということと、一方で、地域で実際に活躍をしていくための学びというところにつきまして、地域での活躍を応援する事業として充実を図っていくということで考えております。

 

長沢委員

 後段言われた地域での活動、活躍をしていただくというところの育成をしていきたいというところもあるんだと思います、区としてもね。現在もそういう方々がたくさん、卒業された方々でそういう役割を担っている方もたくさんいらっしゃるというふうにも承知をしています。私、そういう形で、どちらもそういう形に再編して特化していくというか、そういうことも考え方としてあるのかもしれないけど、言ってみれば、きっかけとしては自分自身が学びたいと。自分自身の成長が地域での活動に本当に寄与していくんだと。地域の言ってみればそういった様々な取組の発展にもつながるし、しいて言えば区民のというか、区政の運営そのものの発展にもつながっていくという、そういう関係だと思っています。ですから、これから検討ということでもあるんだけど、そういうのは実際に実態をよく見ることだし、また、OBの人や現役の方々を含めて、よく意見を聞いていただきたいなと思っています。それは要望しておきます。

  もう1点聞きたいのは、212ページの民生児童委員の活動支援のところなんですが、民生委員については実際には欠員がいらっしゃる。現在もいらっしゃって、そういう中で協力員なんですかね、配置をして補うというか、されていると思いますけど、これは今年度も変わっていないですかね。

 

 宇田川区民活動推進担当課長

  現在の欠員は区全体で20名という状況でございます。多くの地域はゼロ、もしくは一人というような状況なんですけれども、地域によって最大のところは5人欠員というような状況になっている地区がございます。協力員の皆さんにも協力をいただいて活動をしているという状況でございますけれども、今、欠員が多い地区については協力員さんを推薦するとか、人選するというのもかなり難しい状況になっているということがございます。

  

長沢委員

  ちょっと欠員者が増えちゃっているのかな、そういう意味では、前より。傾向としてはそういうことですかね。

  

宇田川区民活動推進担当課長

  一昨年12月に改選をいたしました。そのときには欠員が23名ということでございました。この1年間で地域の皆さんの御協力もいただきながら、実は退任された方もいらしたんですけれども、10名程度、新たに推薦していただいて委嘱するということで、現在20名になっているという状況でございます。

 

長沢委員

  ありがとうございます。そこのところは頑張っていただいているところだと思っています。

  それで、アウトリーチの推進というので、この後審査するところであるんだけど、アウトリーチの契機、チームへの相談の契機になっている、それってやはり民生委員の方が大変多いんじゃないかと思っていますけど、ここ数年の傾向をもしお答えいただけるなら。

 

藤井地域包括ケア推進担当部長

 

 昨年6月8日の厚生委員会で御報告した内容なんですけれども、アウトリーチチームの活動を開始する契機となったデータなんですけれども、過去3年間のアウトリーチチームの活動のうち、民生委員さんからの情報提供によってアウトリーチチームが活動を開始した割合は29.1%と最も多くなっております。

 

長沢委員

  およそ30%ぐらいの方で、そこがやっぱり傾向としては大変高いのかなと思っています。それで、今、最初に伺った、言ってみれば地区において欠員がいて、協力員の配置ということもされているんだけども、言ってみれば、例えばこれはアウトリーチも、そういう契機としてもアンバランスが地区で出てきてしまっているんではないかということを非常に心配、懸念をするんですね。傾向として相談をしようというのが見ると民生委員さんが圧倒的に多いぐらいなことだと思います。そういう意味で、そういう形で、言ってみれば地区で欠員がいらして、補っているとはいえ、いらっしゃらないということでは、やはり地域包括のそういう今のケアシステムを進めていく、構築していく上でも、現実にアウトリーチで一生懸命やられているけども、きっかけとしてそういうところが弱まっていると、ましてや地区ごと、地域ごとでアンバランスが出てきてしまっているというと、これは大きな課題を抱えているんではないかと思っているんですけど、その点ではどういうふうに御認識されていますか。

 

宇田川区民活動推進担当課長

  現在、民生委員さん、高齢者訪問調査に向けていろいろ検討を進められています。その中でもやはりアウトリーチチームと日常的にいろいろな連携がとれたり、アウトリーチチームに相談ができたりということで、かなり民生委員さんの負担軽減になったり、活動が実際にうまく機能的に行われるというような状況にはなっているというふうに認識しております。なので、アウトリーチチームと民生委員さんがどれだけ一緒に連携しながら活動できるかということを民生委員協議会のほうも期待もしているところかと思いますし、そういった形で動いていくことで地域の皆さんも御安心いただけるのではないかというふうに考えているところです。

 

渡辺委員

  私も他の委員同様、生涯学習大学のところで幾つか確認をしていきたいんですけれども、今回、陳情も出ているところもありまして、いろいろ所管の担当の方からも、また、陳情者の方からもお話を伺って、それはそれで別途、常任委員会のほうでも話をすることになるんですが、その前提としてまず、どうも区の説明としては、今までの生涯学習大学の見直しを図るに当たって、学習をしたい人は学習をしたい人、地域に出たい人は地域に出たい人、そういうふうに分けてこれから再編を行っていくという方針を掲げているという認識でまずよろしいですか。

 

宇田川区民活動推進担当課長

  機能を分化するというような御説明の仕方をしておりますけれども、学びの機能と、それから地域での活動を応援する機能に大きなところでは分けて、それぞれ充実をするということを考えておりますけれども、実際にはその二つがそんなにすっぱりと、こっちの機能、あっちの機能というふうにすっぱり分けられるというほど単純ではないというふうな認識は持っておりますので、ある面、重なり合いながら、どれだけ効果的に機能できるようにしていくかということがこれからの検討の肝になるかなとは思っております。また、機能を分化することで、先ほども御答弁させていただきましたけれども、両方一緒に受講することも可能となりますし、それぞれを選ぶこともできるということで、選択肢が増えるということがもう一つ大きな効果かなというふうに考えているところです。

 

渡辺委員

  今の説明だと、じゃ変える必要あるのということになっちゃうんですよね。どっちも受けることができる。片方だけ受けることもできる。今までとの違いって、じゃ何なんですかというところを教えてもらっていいですか。

 

宇田川区民活動推進担当課長

  地域支えあい推進部のほうが主に所管します地域での活躍を応援するという事業について見ますと、これも先ほどの御答弁と重なるかもしれないんですが、地域につながるためには御本人様の要望ですとか、ニーズですとか、御事情ですとか、そういったものをきめ細かく把握しながら実際の地域の方とつないでいくというようなことがどうしても必要になってくるかと思っています。現在も生涯学習大学を卒業したというだけでつながる方もいらっしゃるかもしれませんけれども、なかなか生涯学習大学だけでなくて、区の様々な講座ですとか、社会福祉協議会がやっている事業でも、講座を終えたからそのまま地域につながるかというと、そこには課題があるという状況ですので、そこのつながれるようにというところをきめ細かく個別の御事情に応じながら、ニーズに応じて対応できるということを充実させていきたいということでございます。

 

 

 

渡辺委員

 

 

 

 今までの生涯学習大学、私が聞いた範疇ですと、例えば授業をいろいろ受けて、その後、各地域、近くに住んでいる方々同士でグループワークをしていったりとか、そういうことでコミュニケーションをとって、仲間といいますか、そういった人たちをグループ分けしていって、各地域でその地域のほうにつなげていくというような、そういった流れであったのかなという認識でいるんですが、今の御説明ですと、そういうのではなく、各個人でそれぞれのニーズに合わせて地域のほうに入っていってもらうように区のほうでしっかりサポートをして、きめ細かくしていくためにコースを分けると。1人でいきなり飛び込むのも勇気が要る話ですから、そこを伴走したり、サポートしながら、入ってきた学生さんの要望、ニーズに応えられるような形で、一緒に区のほうでサポートしていくために今回再編をするという認識でよろしいんでしょうか。

 

宇田川区民活動推進担当課長

  おっしゃるとおり、地域につながっていくというのは勇気が結構要るというお声は聞いていますし、あと、地域の皆様も今まで御存じなかった方たちと一緒に活動していくというのには、それぞれ御理解し合って活動できるようにということのサポートが必要かというふうに考えています。そのサポートをきっちり行えるようにということで、地域での活躍応援事業のほうは考えているところです。

 

渡辺委員

 であるならば、今までどおりのやり方で、各地域ごとにグループ分けをしていった中で、そこでサポートをしていって地域に溶け込んでいくというやり方も当然必要なのかな。要は、多分一人で飛び込むって勇気というのは、そこは多分同じ、大変なところだという認識はあるとは思うんですが、だったら一人で行くよりも仲間、二人、三人と一緒にとか、グループになって、そういう人たちでとかというふうな、そういった活動というのもあるわけじゃないですか。今までのやり方という、一長一短あると思うんですけれども、いい部分を残しつつ、改善をしていくというふうなものであるならば、私は現場の方が、学生の現役の方々、OBの方々と意見交換し合いながら、いいものをつくり上げていく、それは賛同するものなんですけども、今回の話というのは、区のほうでコースを分けますというふうなところをバンと出してきた。誤解もあるようですけども、新入生の募集も一旦やめますというふうなことで戸惑いを受けているわけなんですけれども、何といいましょうかね、今までの事業の継続していく部分とか、見直ししていく部分とか、そういったものというのをしっかり説明していってもらいたいんですけど、その辺のところってお答えできますか。

 

 

 

宇田川区民活動推進担当課長

 

 

 

 生涯学習大学に受講されている方、アンケートですとか、それからこの間の意見交換会、こちらからの説明会での御意見とか、あと、主な取組へ寄せられた意見とかの中でも、やはり学ぶということを大切にしている方たちはいらして、地域での活動というのがなかなか、すごく広く理解がされているので、地域で御自身のお仲間と趣味の活動をするということも地域の活動なんだと思いますけれども、地域包括ケアシステムを推進していくというときの生涯学習大学の位置付けというのは、役割を持っている人は輝いているというような表現をしていますけれども、やはり地域包括ケアの担い手として御活躍を期待しているところもございます。なので、地域で活動するという言葉はいろんな意味を持つんですけれども、活躍の中身がやはり期待されているところは、受講されている方たちの中でも幅があるだろうというふうに考えていますし、また、今、受講される方たちが、初めて地域にデビューするという形で受講されている方もいらっしゃいますけれども、町会長ですとか民生委員を長くされて、地域のことをもうやり尽くして、新たに学びということで期待されて入ってきている方もいらっしゃるということで、幅広く受講できるという中で、現在の仕組みですと、期待しているところとか狙っているところの幅がすごく広くて、そこはよさでもあるかと思うんですけれども、先ほど来申し上げているような地域包括ケア推進プランを進めていく地域の担い手の方たちとか、それから基本計画で今お出ししているような地域でのつながりをつくっていくというところでは、なかなか今のままというのは難しいかなという認識は持っているところです。

 

渡辺委員

  要は、区としては地域の担い手の人材をもっともっと増やしたいと。今の生涯学習大学の運営のやり方ですと、これ以上なかなか増えることもないので、ちょっとやり方を変えて、少しでも、例えば10人のうち今まで地域の担い手としてというのが二人ぐらいしかいなかったのを、3人、4人って増やしていくための再編、そういうふうな理解でよろしいんですか。

 

宇田川区民活動推進担当課長

  先ほど別の委員からもお話がありましたけれども、実際には今、なかの生涯学習大学を受講して、受講する中でいろいろ、これからの活動について、入学したときとは違うお考えに変わったりとか、それはお仲間の皆さんと活動しながら変化もしていくということはよさでもあるかと思いますけれども、入り口のところでもともと地域で活動しようと思っている方たちは、そこをちゃんと効果的に御支援ができる、それから純粋に、地域での活動は置いておいて、まずは人生を豊かにするために学びたいという方は、その学びのほうを重視していただくという選択肢はあってもいいかなというふうに考えているところです。

 

渡辺委員

  だから、その説明だと、今までどおりのものでも別にいいんじゃないのという話になっちゃうんですよ。だから私は、再編するというのは、よりよくするために再編するもんでしょうということを聞いているわけであって、よりよくするというのは、区の要望している地域の担い手という人材をより多く、少しでも生涯学習大学から一人でも二人でも多く輩出をさせていきたい、そのために再編をするんじゃないのということを聞いているんですけれども、もう1回聞きますけど、そこだけ答えてもらっていいですか。

 

宇田川区民活動推進担当課長

  生涯学習大学から地域で活躍をする方を、今のカリキュラムの中でそのまま活躍する方たちを育てるというか、地域につながっていただくというのは、もともとそれを期待していない方たちもいらっしゃる中でやっていくというのがなかなか難しいかなというふうに考えていて、そこは分けて、選択肢として分けながら、それぞれに合った手法で充実を図ることが必要かなというふうに考えているというところです。(「区のための大学じゃないの。区民のための大学。区の都合の大学じゃない」と呼ぶ者あり)

 

渡辺委員

  とにかく区の求めることと入ってくる人たちの考えていること、やりたいことというのは当然違うのは当たり前なわけですから、それはそうじゃないですか。今、何度も答弁をされていますけども、学びたいという人もいれば、新たな第二の人生ということで、何をやろうかというので探しに来る人もいれば、その中でも地域で今度は地元のために何かやろうって、そもそも目的を持って入ってきた人もいれば、10人いれば10人考え方が違うので、それは当然、区が求めることと受講生の方の思いというのは、行き違いというのは当然あると思うんですね、それは。そういうので、いろいろそういった方々のフォローもしつつ、ただ、地域に担い手というのは少しでも欲しいという思いで区のほうでも考えていらっしゃるという、その中での再編というふうに私は理解をしているんですよね。それでいいですかと言ったら、それでいいですと言ってくれればいいんですけども、それが何かよく分からない答弁が返ってきちゃうんで、また別の機会でこれはやっていきますけど、1点確認したいのが、総務委員会のほうでも生涯学習大学の、ちょっと所管が違うんですけども、企画課のほうで今後は生涯学習大学を閉鎖していくみたいな答弁をしているんですよ。今の答弁を聞いている限り、そんなことはないわけじゃないですか。何か行き違いというか、所管の中で考え方が違うのかなと。その辺ははっきりさせてもらいたいんですけど、所管としては当然、生涯学習大学をこれからも継続をしていくし、よりよい方向に変えていくということで今回再編というふうにしているという理解でよろしいんでしょうか。

  

宇田川区民活動推進担当課長

  総務委員会でのやり取りは承知はしております。先ほども申し上げましたけれども、二つの機能というのは、そんなに実はさっぱり、スパンと分けられるものではなくて、分けたとしてもそれぞれ必要な機能が、中身があるんだと思うんですが、それをすごくさっぱりと、こっちというふうな説明をしたがために、何か閉じて分けるというふうに御理解いただいたんだと思います。この生涯学習大学については所管外なので、説明が不足していたかもしれませんけれども、もともと生涯学習というのは、何か行政の手段ということではなくて、学ぶという、純粋な学びをちゃんと保障するべきものだというふうな認識はしています。この生涯学習大学の現在のものというのは、そこにプラスアルファ地域というものがかなり重く目的の中に入っているので、純粋に御自身の人生を豊かにするために学ぶという方の学びの場というのは、きっちり保障していくということが必要だろうということと、そのことがあるので二つに分けるという、ちょっと所管外なので、申し訳ございません。

 

渡辺委員

  分かりました。とりあえず二つに分けるという方針を示したということではあるんですが、やっぱり今後、なかなか二つにすっぱり分けるのも難しいということで、区もなかなかどうしたものかというのを考えあぐねているのかなというところも感じるんですが、例えば意見交換会、説明会とおっしゃっていましたけども、意見交換会ですよね、受講生の方々との。そういうのというのは考えているんですか。

 

宇田川区民活動推進担当課長

  現在はまだ、いろいろ御心配のお声もいただきましたし、御意見もいただきましたので、まずは現段階で区の考えていることを御説明するという機会を2月20日と27日に設けさせていただきました。新型コロナウイルスの緊急事態宣言下ですので、少し落ち着いたところでもう一度、もう少し広く御説明をさせていただく機会は持ちたいと考えています。それから、意見を伺うという点につきましては、先ほども御答弁させていただきましたけれども、受講生、卒業生の方もですけれども、広く地域の皆さんの御意見を聞く機会を設けていくという方向で現在検討はしているところでございます。

 

渡辺委員

  ぜひ意見交換会に関しては検討していただきたいし、実行していただきたいです。非常に急な話ということで戸惑っている声も聞こえておりますので、そのための説明を今していると。区の意向というか、考えを御理解していただいた上で、では受講生の方々からの御意見、もしくは前向きな、よりよくするための改善案とか、そういったものも出てくると思いますので、そこはやっぱりしっかり受け取っていきながら改善していってもらいたいなと思います。

 もう1点だけ、見直し等というふうに、なかの生涯学習大学が入っているわけなんですけども、見直しと見ますと、ほかの見直し事業を見ますと廃止であったりとか、縮小であったりとか、やめるみたいな、そういうものの部類の中に入っちゃうのかなと私も感じてしまうんですけども、そういう意味合いとして捉えていいのか、それともまた違う意味合いなのか、そのところだけ御説明をお願いしてよろしいですか。

 

宇田川区民活動推進担当課長

  なかの生涯学習大学再編につきましては、構造改革の項目として挙げています。それで構造改革で掲げている事業につきましては、こういった見直し等というような表現をさせていただいて、統一的な表現をしているところです。なので、すごく分かりにくいかなとは思いますけれども、そういう意味ということで御理解いただけたらと思います。

 

渡辺委員

  構造改革という言葉が出ちゃうと、これ、構造改革なのというところから言いたくなるんですけど、あまり時間もないので、それはまた別の機会で言いますけど、そうしますと例えば、今回構造改革の項目の中に挙げられたと今おっしゃいましたけれども、もともとは、所管のほうからは今までと同じ形で生涯学習大学というものを継続してやっていこうとしたものが構造改革の項目に入ったからこうなったのか、それとも、もともと所管のほうからこういった形で挙げていくというふうなのか、そこだけ教えてもらっていいですか。

  

宇田川区民活動推進担当課長

  地域支えあい推進部としましては、私どものところでは町会活動の支援ですとか、それから友愛クラブさんの支援ですとか、民生委員の皆さんの活動の支援というのをしております。その中で、生涯学習大学で学ばれている方たちと地域がどれだけつながったらいいかなというようなことはずっと課題として認識はしてきていたところです。ただ、生涯学習大学は昨年度まで区民部の生涯学習という位置付けでございましたので、うまく連携がとれたらというようなことで考えていましたけれども、この4月から地域支えあい推進部の事業という位置付けになりましたので、地域とつながりながら豊かに暮らしていけるというところを目指した事業として見直しはしていく必要があるというような認識は持っておりました。

 

渡辺委員

  所管も変わったと。所管が地域支えあい推進部の所管になったということで、より地域に密着していくためにどうすればいいかと考えた上での今回の再編案だということも理解しました。大事なのは現場の方々の、受講生の方々の御意見、そこがやっぱり一番大事であって、よりよい改善だったら、それは誰もが納得する、誰もが喜ぶ、そういった改善なのだったら、それは我々も、私も反対する理由にはならないんですけれども、それが区にとっては都合がいいけども、受講生にとっては非常にやりづらくなってしまうとか、今までのいいところがなくなってしまうとか、そういったことがあってはならないのかなと。そこの話し合いというのは、受講生の方々との場でこそしっかり、大事な意見というのが出てくると思いますので、そういった意見交換会、必ず実施してもらいたいですし、現場の方々の、受講生の方々の御意見、そして提案とか、いろいろ出てくると思いますので、しっかりと受け止めながら、いい改善をしていってください。要望です。

 

若林委員

  生涯学習大学のことで伺いますけど、もともとの出だしは、見直しで、なくそうと初めしていたものでしょう、これ。また、1年生の募集をなくして、続けるに当たってちょっと見直しをしようという話になったとき、1年生の募集もしないと、今回。そういう話だったんだよね。それを我々自民党が復活予算で出しているんだよね。それでいいですか。

  

宇田川区民活動推進担当課長

 なかの生涯学習大学の令和3年度、募集しないということで申し上げましたのは、先ほど来御説明しましたけれども、令和2年度の1年生から3年生の方がいらっしゃるので、その方たちで、令和3年度はその方たちに受講していただいて、講座を行っていくということを考えてはおりました。ただ、このコロナという状況の中で令和2年度も募集を控えた方たちもいらっしゃるとか、そういったお声もいただきましたし、私どものほうも感染対策がとれるかどうかというところも実は悩んでいたところですけれども、オンラインと実際に会場へ来ていただく方で何とかなりそうということがございましたので、復活の御要求と、そこで相まった形で追加の募集ができるかなということで、今回そういう形をとらせていただいたところです。

 

若林委員

  そうだよね。初め、1年生も募集しないって言っていたんだよね。でも、それじゃ受ける区民の方々の機会を1年間空白にしてしまうんじゃないか、だから継続しなさいよって強くお話しして、結果こうしていただいたんだけど、さっきからいろいろと理由を、答弁をされているけど、結局、区の都合の大学じゃないよね。区が、要は担い手を育てるために行う大学じゃないよね。区民の学びたいという気持ちを受け止める大学だよね。まず、それ。

  

宇田川区民活動推進担当課長

  生涯学習の事業ということは委員おっしゃるように、やはり学ぶというところで、それは何か区のためとか、そういったところではなく、やはり御自身がそれぞれ学んで豊かに生きられるという基礎の場を提供するということだと考えています。ただ、今の生涯学習大学はそういう狙いというより、三つ目的を挙げていますけれども、そこで地域で活躍するということをすごく重視していますので、そういう意味では純粋に学ぶという大学ではなく、やっぱり地域での活躍を期待するということが目的の中に入り込んでいるので、そこが受講されている方たちの中での思いが、幅があったりということになっているのではないかというふうに思います。

 

若林委員

  区の都合で行っている大学じゃない、区民の受けたい、今後のことを考えて勉強したいという方々を受け入れる大学で、あまり地域のために担い手をつくるという言葉を大きく出しちゃうと勘違いされちゃう場合もある。もちろん地域につなげる目標はあっても構わないし、地域につなげる努力をしても構わないけれども、大前提は区民の方々の学ぶ機会をつくるのがこれだと思うので、それはうまく説明しないと、前もこの話が出たときに、ちょっと濁して俺も言ったし、さっきも言ったけれども、どうも皆さんの質問と答弁を聞いていると、はっきりさせないといけないことはそこかなと思うので、それはしっかりと考えた上で見直しという形、言葉が正しいか分からないですけど、進めていっていただきたいなと思いますので、要望にしておきますね。

 

いながき委員

  来年度は1年生の追加募集を行って、2年生、3年生はそのまま、言い方はあれですけど留年という形で学んでいただくということなんですけれども、まず、再来年度の募集はどうされるつもりなんでしょうか。

 

宇田川区民活動推進担当課長

  令和4年度につきましては、地域の活躍を応援するという地域支えあい推進部として進めたいという事業につきましては、かなり急がれる、事業のスタートも急がれるというふうに考えていますので、そちらについては検討を進める中で、令和4年度にスタートができたらということで準備をしていくということを考えております。ただ、全体の生涯学習としての事業について、令和4年度に募集ができるかということについては、これも検討をしていかないと、すぐには4年度にできるという状況ではないかなというふうに認識しています。

 

いながき委員

  何をおっしゃっているのか、よく分からないんですが、新規の募集は、地域の担い手講座を令和4年度に始めたいと。それと同時に、新規の1年生はもう募集しないということをおっしゃっているんでしょうか。

 

宇田川区民活動推進担当課長

  基本的には、この生涯学習大学が新規で入学いただいた場合、現在3年間のカリキュラムとなっておりますので、その3年間というのをうまく接続できるかどうかとか、そういったことについては検討の必要があるというふうな認識をしていますので、現段階では、令和3年度については追加募集をいたしますけれども、基本的には新しい募集については行わないということで考えているところです。

 

 いながき委員

  ということは、今回、来年度追加募集される1年生の方と今の2年生、3年生が最後のなかの生涯学習大学の生徒さんということで、それ以降、今の在校生が卒業した後は、なかの生涯学習大学という形での事業はなくなるということでよろしいんでしょうか。

  

宇田川区民活動推進担当課長

  ちょっと言葉が足りなかったかと思います。申し訳ございません。現段階では、3年間のプログラムのまま募集をするかというところについては検討も必要ということで申し上げたところです。今後、新しい事業との接続をどうしていくかとか、新しい事業をどう立ち上げていくかということの検討と合わせながら、新しい事業にうまく接続できる形を見出していきたいということで検討しているところでございます。

 

いながき委員

  その新しい事業への接続というところなんですが、それは今のなかの生涯学習大学の在校生の方々をそこに移動してもらうという形になるんでしょうかね。なかの生涯学習大学のカリキュラムが途中で終わって、そこに新しい地域の担い手講座と生涯学習のコースに、二つをつくって、そこに在校生を移動させると、そういうことをおっしゃっているんでしょうか、接続というのは。

 

宇田川区民活動推進担当課長

 今申し上げましたのは、今年度、令和3年度1年生の方たちは令和5年度に3学年になるということかと思います。なので、現在在校されている方たちについては、従来のプログラムで3年間学んでいただくということで入学もいただいていますので、そこについては学んでいただく環境を整えるということで考えています。ただ、新しい事業につきまして、令和5年度に再編ということで考えていますし、地域での活躍を応援する事業についてはスタートの時期も急がれていますので、どの時期でどう接続をうまくさせていくかということを今後検討していく必要があるということで認識しているところです。

 

いながき委員

  先ほど渡辺委員が少し総務委員会でのやり取りについて触れられましたけれども、12月4日の総務委員会のときに企画課長が委員の質疑に対して、「生涯学習大学はやめるということでございますが」というふうに明言されているんですね。所管の御担当としてはどうなんでしょうか。先ほどから何度かお聞きしても、よく分からない御答弁をされていらっしゃるんですけれども、企画課のほうではこういうふうにはっきりと、生涯学習大学はやめるというふうに言っているんですね。そういうことでよろしいんでしょうか。

 

宇田川区民活動推進担当課長

  現在と全く同じプログラムの生涯学習大学を継続していくということであれば、再編という検討にはならないと考えています。今後それぞれの機能に分化して、充実させた形で令和5年度にスタートが切れるようにということで検討をしておりますので、その形が、生涯学習大学がなくなったという形になるのか、継続したという形になるのかということについては、検討する中でどういう形になるかによるかというふうに思っています。

 

いながき委員

  来年度予算で指定管理者への委託をやめたことで574万円余が減額されているということなんですが、一般財源で110万円余と、これが区の出す分だということだと思うんですが、となると定員200名の1年生から3年生が学ぶなかの生涯学習大学が、区の年間で110万円余で運営できるということでよろしいですか。

 

宇田川区民活動推進担当課長

  現在、定員200名という状況にはございませんで、ほぼ半数強というような状況ですので、受講している方たちからの受講料と、それから補助金という財源がございますので、それを合わせると、こちらに記したような一般財源で運営が可能ということでございます。

  

いながき委員

  定員が200名のところ、今少なめということなんですけれども、200名になって経費が増えるということはあるんですか。逆に、人数が増えると受講料がその分入ってきますので、その辺の経費のほうはどうなるんでしょうか。確認いたします。

 

宇田川区民活動推進担当課長

  このところ、200名という定員で事業を実施した実績はございませんが、現在の新型コロナウイルスの状況ですとかを考えますと、100人を超えた人数になったときには会場を分けるとか、講師の方を二人にするとか、何らか手当てをしないと感染拡大防止をした形での事業運営は難しいかなというふうに考えております。

 

いながき委員

  そうすると、これはコロナ時の、年間経費110万円余というのはコロナ禍での数字で、通常はもう少し安いということになるんですか。

  

宇田川区民活動推進担当課長

  このところ、100名強ぐらいの応募状況でございます。なので、今年度についても各学年100名程度ということで事業を行うということを想定して予算は組んでおります。

 

いながき委員

  ふだんはというか、今年度はコロナの影響で学生さんの人数が少なかったと思うんですが、昨年度も同じくらいの経費でされていたのかなと思います。なかの生涯学習大学を学びの機能と、先ほど来、地域活動支援に再編するということを再三おっしゃっているんですが、二つに分けたら、この110万円余の経費でそれができるんでしょうか。そこを確認いたします、まず。

 

宇田川区民活動推進担当課長

  そこは今後の検討によるところかというふうには思いますが、こちらで特定財源に充てている補助金につきましては、対応が可能という状況ではございますので、どういうふうなスキームで二つを分けていくかということは今後の検討かというふうには思っています。

 

いながき委員

  区の事業の中でも非常に低い経費で、先ほど来、地域につながっていないかのような御説明をされているんですけれども、この前の厚生委員会での御答弁でも、73.8%の方が地域活動に参加していると、何らかの形で参加したことがあるというふうにアンケート結果で出ていると課長自身がお答えになっていまして、地域につながっていないというのは、もっとつなげていきたいというのは、ちょっと違うんじゃないかなというふうに思っていまして、区がおっしゃる地域の担い手というのは具体的にどういうことなのかなと。これまでのやり取りを聞いていますと、地域の担い手の地域というのが、町会、民生委員とか、自治会とか、区がおっしゃる地域というのはそういうことをおっしゃっているのかなと。地域の担い手というのは、そういうお仕事をしてくださる方をとにかく育成したいのかなと。なので、なかの生涯学習大学の卒業生がそこに、分からないですけれども、そこまでそちらの活動のほうにつながっている方が少ないんじゃないかと。だったら、やり方を変えよう、再編させようというふうに、そういうふうにお考えになっているというふうに思えてしまうんですけれども、その辺、地域の担い手というのは、地域というのは、地域活動というのは、区はどういうふうに考えていらっしゃるんでしょうか。その辺を確認いたします。

 

宇田川区民活動推進担当課長

  先般、厚生委員会で卒業後の地域活動ということで、7割を超える方たちが地域で活動しているという結果をお答えいたしましたけれども、そのときにも申し上げましたが、地域の活動の幅はすごく広うございます。地域でどういうふうに活動をしていくかということについて、かなり広い思いを持って皆さん受講されているんだというふうに考えています。私どもで地域の活動を応援する事業として考えているもの、目指すところとしましては、やはり多くの方たちが地域の皆さん同士つながって、それで支えあいながら暮らしていけるというところを目指して地域包括ケアシステムも推進しているところでございます。なので、地域で趣味の活動をしていく方と、それから地域の中で、例えば居場所をつくるような活動をされたり、お子様たちのこども食堂の活動をされたりとか、そういった活動の幅はすごく広うございますので、その全部を生涯学習大学が担って事業を行っていくということではなくて、繰り返しになりますけれども、学びで豊かな暮らしをしたいという方たちは学べるという、地域にわざわざ区から言われて学びを生かすというプログラムが中にございますけれども、そこが実はなくてもいいという方たちもいらっしゃるんではないかということも想定しながら、地域の幅広い学びに選択肢を増やしながら対応できるようにということで再編を考えているところです。

 

いながき委員

  先ほど間委員もおっしゃっていましたけれども、なかの生涯学習大学は本当に受講生の皆さんの満足度も高くて、かつ対外的にも大変評価が高い事業だと思っています。先ほどおっしゃったような優良市民大学の一つとして選ばれていたりとか、他の自治体からの事業視察もあったりだとか、正直、今の中野区政でこれだけ対外的に評価されている事業って、私、ほかにないと思うんですよ。本当に申し訳ないんですけれど。50年の歴史の中で、区の職員の方と在校生の方と卒業生の方が皆さんでつくり上げてきた、この歴史ある、そして評価も高い、皆さんの満足度も高い大学、なかの生涯学習大学を再編しようって、御担当として中野区の財産を守ろうというふうには思わないんですかね。どうなんですかね。ちょっとその辺、御担当の御意見をぜひお聞かせください。

 

宇田川区民活動推進担当課長

  生涯学習大学が担ってきた役割ですとか、それから国等から評価をいただいているということについては十分認識をしているところです。今回、再編をするに当たって、やはり慎重な検討も必要というふうに考えているのは、これまでのよさも生かしながら新しいニーズにも応えていくという両方を負っていかなくてはならないというふうに考えているところですので、少し時間をいただきながら検討をしていきたいというふうに思っています。

 

いながき委員

  すみません、長くなってしまって。最後に、どなたがこの再編、構造改革の一環としてなかの生涯学習大学の再編を提案されたのか、そこを教えていただけますか。

 

宇田川区民活動推進担当課長

  先ほども申し上げましたけれども、地域支えあい推進部としては地域のつながり等をつくっていくということで、特に公益の活動の支援を担当している部署としては、充実がすごく急がれているという状況が続いてきておりました。先ほども申し上げましたけれども、生涯学習大学の受講生の皆様と、それから地域の皆様が本当に少しでもうまくつながっていける形がとれたらいいなという認識は持っておりました。この生涯学習大学の再編につきましては、区として構造改革を検討する中で位置付けて今回のような御提案をさせていただいたところでございます。

 

いながき委員

  じゃ所管から御提案されたんですね。

 

宇田川区民活動推進担当課長

  構造改革の検討のプロセスは全庁挙げて検討していくというところでございます。私どものほうから、構造改革の一つにするのか、それとも、どういう位置付けでするのかということにつきましては、課題としては認識はしておりましたし、早急に解決を図らなきゃいけないという課題もございましたので、構造改革の検討の中で位置付くということで、今後もそれぞれの機能を充実できるという検討が進められたらということで、この間、検討はしてきたところです。

 

南委員

  今回、なかの生涯学習大学の見直しということで、今いろんな委員からの質疑の中で、生涯学習大学は学びの場であると。それに今回見直すというところで、地域とのつながり、そういったことを再編して、新しい事業としていくということなんですけど、その辺が、どういう内容なのかがさっぱり見えてこないんですけど、その辺はどういうふうなことになるんですか。

 

主査

  委員会を暫時休憩します。

 

主査

  委員会を再開します。

 

宇田川区民活動推進担当課長

  生涯学習大学については、二つの機能に分けるうちの地域の活躍を応援するという事業については、進級制の大学という仕組みであったりとか、100名の方たちがいらっしゃるという中で、十分にニーズを把握したりすることは難しいというふうに考えていますので、そこの機能を分けて充実をしたいということを考えているというところです。

 

南委員

  その充実を図るというところが何かさっぱりよく分かんないんですけども、先ほど来から、この生涯学習大学の方々に説明会なり、また3月にもするということなんですけど、今のような御答弁のままであると、何をどのように変えていかれるのかというのがさっぱり、私の理解力がないのかも分かんないですけど、さっぱり分かんないんですよ。だから説明会をやっても、皆さん御納得いただけないというふうに思うんですけど、その辺が一番のキーポイントじゃないかと思うんですけど、明確にどういったものにしていくのかというのを言わないと、それは皆さん不安になるのは当然ですよね。令和5年度以降から何か再編しますけど、じゃよろしくねと言われたって分かんないじゃないですか。どのように変えていくのか。地域活動にもっと、先ほど幅広いと言って、じゃ、ギュッと絞り込んだ、地域活動に絞り込んでやっていくのか、その辺どういうふうに考えられているのか、ずっと長々、皆さんの答弁を聞きながら、私、別にそんなに質疑しなくてもいいかなと思っていたんですけど、質疑せざるを得ないような内容の答弁しか返ってこないので、その辺、明確にできるんですか。

 

宇田川区民活動推進担当課長

 この二つの機能に分けるということにつきましては、生涯学習の部分につきましては、区民部のほうが所管するということもございますので、今後検討に当たっては、多分生涯学習の部分と、それから地域の活躍を応援する部分の両方の姿が見えないと、皆さんの御理解はいただけないんだろうというふうに思っています。現在、私どものほうの立場からの御説明だけをさせていただいてしまっていますので、そこについては区民部とも調整をして、御説明できるというような形にしていきたいというふうに思っております。(「これ以上聞いてもしようがないので、いいです」と呼ぶ者あり)

 

主査

  他に質疑はありますか。よろしいですか。

 〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 なければ、以上で本報告について終了いたします。

 

<中略> 

 

以上で本日の厚生分科会を散会します。